Center for Integrated Life and Learning (CILL)は、健全な個人と組織の発達を探究するコミュニティです。
貧困・格差の拡大、地球環境の悪化、世界各地で起きている紛争問題・・・これら全てに共通するのは、様々な要因が複雑に絡まり合い、地球規模で展開するグローバルな問題であり、誰もまだその解決に向けて確定的な答えを出すことはできないということです。
これらの新しい問題に対処できるのは、新しい知性であると私たちは考えています。
これまで人類が経験したことのない問題については、私たち自身が、新たなものの見方や考え方をつくり上げていくことでしか解決ができないのです。
つまり、私たちが直面している危機に向き合うために必要なのは、過度の合理化や自己利益の最大化を志向する私たちの知性のあり方そのものを見直し、もう一度人間の感覚に対する信頼を取り戻すことであり、より多様な人々の利益や豊かさを志向することのできる、倫理的な基盤に立脚した知性へと変容を遂げることであるといえるのではないでしょうか。
今までに決して存在していなかった知性のあり方を、私たち自身の生き方を通して体現していくこと。先人の遺した叡智に敬意を払いつつ、その価値を継承しながら、新しい時代を築き上げていくこと。
私たちは、そうした人間・社会の発達に寄与する学びの実践と普及を目的として、子どもから大人までの様々な発達段階を対象とする教育関係者が集い、より統合的(Integral)な生き方を可能にする「学び」の探究を実践していきます。
活動目的
活動にあたり、私たちは、以下の点を大切にしていきます。
・教育に関わる私たち自身が、自らの発達に取り組むこと
・私たちの属する組織の関係性の変容に取り組むこと
・より多様な発達段階、より多様な知性を考慮に入れた学びを設計すること
活動内容
個人および組織の発達に関する理論と実践について、以下の活動を行うことを予定しています。
・発達理論の研究とツール開発
・書籍やブログ等での情報発信
・セミナーや研修等の教育活動
・ラーニングコミュニティの運営